
お悔やみの手紙は、相手の深い悲しみや嘆きを自分もわけあうような気持ちで、まごころを込めて書くことが大切です。

- ハガキまたは便箋に黒のインクで書きます。
- 巻紙の場合は薄墨で書きます。

- 時候の挨拶は省略し、本文から入ります。
- 誠意を込めて簡潔に書きます。
- 共に悲しみ、いたわり励ます内容とします。
- 葬儀に参列した場合でも、お悔やみ状を出すこともあります。
■妻を亡くした人へのお悔やみ文例
この度奥様のご逝去の報に接し、誠に驚き入りました。ご一家のお悲しみいかばかりかとお察しいたします。誠におなぐさめの申しあげようもございません。奥様の御霊に心からご冥福をお祈り申し上げます。
かねてご健康がすぐれずおひきこもり中とは承っておりました。ご看護も充分行き届かれ、間もなく回復なさることと信じておりました。
さだめしお心残りのことでしょう。ご傷心のあまりお体にさわるようなことのなきよう、ご自愛のほどをお祈りいたします。
さっそく参上いたし、お悔やみ申しあげるべきところ、何分にも遠隔のこととて不本意ながら書中をもってお悔やみ申しあげる次第でございます。
誠に失礼ながら別封の物、御香典として御霊前にお供えくださいますようお願い申しあげます。
■取引先に対するお悔やみ文例
御社社長山田一郎殿ご永眠の報に接し、社員一同、心から哀悼の意を表します。
山田社長様は常々立派な経営理念で意欲的に事業に取り組んでおられ、私どもの範として尊敬申し上げ、御社とのお取り引きを無上の喜びにいたしておりました。それゆえ私ども大層心寂しく力を落としている次第でございます。名社長を失われた御社ご一同の悲しみはいかばかりかと拝察申しあげます。
しかし御社には、すでにご立派な後継者がおられますので、御社の前途は洋々たるものでありましょう。故人も心安らかなことと思います。
お世話になりました故人のご冥福を心からご祈念申しあげてご弔詞といたします。
合掌
■同業者に対するお悔やみ文例
貴社取締役社長山田一郎様には、かねてご療養中のところ、ご逝去された由、当社一同心から哀悼の意を表します。
故山田社長は名経営者の誉れ高く、先代より受けつがれて二十年余にわたり、貴社の堅実なご繁栄にご手腕を発揮されたばかりでなく、同業組合の理事長として業界の近代化、発展に寄与されました。そのご功績は誠に大きく、私どもの偉大な指導者として尊敬を一身に集めておりました。
それだけに、貴社の悲しみはいかばかりかと拝察申しあげ、私土ども同業者一同もその損失の大きさを痛恨いたしております。
尊敬する故山田社長のご冥福をもって謹んでご弔詞といたします。

弔辞は5分以内、1000文字程度に致します。

- 白い巻紙に薄墨で書きます。
- 書体は楷書。(女性は行書でも良い)

- 故人へのお別れの言葉
- 故人の社会での業績
- 故人の生前での印象深い思い出
- 残されたものの責任と決意

■取引先、団体等
○○会社代表取締役、故山田一郎殿の御葬儀が執り行われるにあたり、御霊前にお別れのことばを申しあげます。
貴殿は昭和二十九年に○○会社に入社され、営業部長、常務取締役を経て、昭和五十八年には代表取締役社長にされたのではありますが、この間三十年にわたり終始一貫社業の発展に尽力さられ、幾多の難局を悉く打開して○○会社今日の隆盛に大きく寄与せられました。顧みますと第二次大戦後の混乱から現在まで我が国は幾多の困難な中を立ち上ってまいりましたが、こうした中で貴殿は温厚堅実な人柄と優れた創造性により、業界の指導者として卓越した手腕を発揮され、殊に黎明期の日本の△△界に貢献された業績の偉大なことは、今更私の賛言を要しないところであります。
最近の我が国経済は内外ともに幾多の問題をかかえており、△△界の果すべき役割もますます大きなものとなっております。
このような時にあたり、貴殿のような立派な指導者を失ったことは、ひとり御社のみならず、業界並びに広く社会経済界にとってもまことに大きな損失であるといわざるを得ません。しかしながら、御社は貴殿の育てられた幾多の人材を擁しており、貴殿の築かれた礎のうえにますます発展を続けられるであろうことを確信いたしております。
ここに謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈りいたします。
■部下より上司へ
○○統括部長に謹んで哀悼の辞を捧げます。
生者必滅会者常離は世の常と申しますが、平素ご壮健そのものであった部長が、このたびご病気にて、ご家族の手厚い看護の甲斐もなく、ご逝去されましたことは、誠に痛恨のきわみであります。
思えば部長は、先代の社長の時代に入社され、その高潔なお人柄を見込まれて、人事など社内の難題の解決にあたられました。
昭和四十八年には総務部長、五十四年には人事部長、五十八年には総括部長として、その手腕を遺憾なく発揮され、最近では「○○部長なしには我が社は一日も機能しない」とまでいわれておりました。
部長は私どものよき上司として、仕事の面でのご指導はもとより、親身のお世話までお心を砕いてくださいました。
部長の温容を再び拝することができないと思うと、お元気なころの部長のお姿が目に浮かんでまいります。多くの思い出をたどれば、万感胸に迫り、哀切とも痛惜ともいいようのない気持ちにかられるのでございますが、生前からの部長のご教訓を旨とし社員一同いっそう業務に精勤する覚悟であります。
○○部長、どうぞ安らかにお眠りください。心よりご冥福をお祈り申しあげます。
■上司より部下へ
山田君、君は最愛のご家族や友人、知己に見送られて幽暗の地に旅立たれました。
私は今、深い悲しみといいようのない寂しさを覚えています。本当に君が逝ってしまうなんて信じがたいことです。君はそれほど、我が社にとってかけがえのない有能な存在であったのです。君は担当部署だけでなく全社的に将来を愉しめる人材であることをしめしはじめました。会社では君の能力を最大限に活用すべく、重要な計画を用意していた矢先であっただけに、君の急逝は惜しんでなお余りあるものであります。
山田君、君は大学在学中よりスポーツを好み、ラグビー部の主将として各支店選抜の選手団と親善試合を戦わして人気を集めるほか、ゴルフ、旅行、音楽と趣味も幅広く若手社員の憧れとなっておられました。それもいまでは悲しい思い出となりました。
直属の課長として君と接した時間は、ほんの三年ほどにすぎませんでしたが、これほどつらく悲しいことはありません。
それにもまして君を慈しみ育てられ、君の将来を楽しみとされておられたご両親のご心痛を察し申しあげるとき、お慰めのことばもありません。
君もまた、大切なご両親を残して先立つことがどんなにかくやしく心のこりだったことでしょう。
山田君、どうぞ安らかにと、御冥福をいのりばかりです。
<弔辞の慣用語句>
- 謹んで○○社長のご逝去を悼み、ご霊前に告別の辞を捧げます。
- 本日ここに故○○君の葬儀に臨み、謹んでそのご霊前に追悼の辞を捧げます。
- ○○を代表いたしまして、お別れの言葉を述べさせていただきます。
- 今や君と幽明境を異にし、
- ○○を失ったことは、誠に惜しみても余あり、痛恨の極みであります。
- お家族の心中に思いをいたすとき、察するに余あるものがございます。
- だれからも慕われるご円満なお人柄と広い知識をもって職責をまっとうされ
- 人情に厚く人間味豊かであり、人に接するや誠心誠意、公平無私でありました。
- あなたの残された数々の輝かしい業績は、永遠に○○の指針として、
- あなたのご意志を体し、社業の発展に一層の努力をつくすことを社員一同、堅くお誓いします。
- 私どもに遺された御教訓を守って難関を克服し、社業の一層の発展に努力する~
- 願わくば末永く私どもの行く手をお見守りください。
- ありし日の○○社長を偲び、一言述べて弔辞といたします。

■通夜の挨拶
本日は亡き○○○の為、お忙しい中お越し頂き、誠にありがとうございました。
生前お世話になりました皆様方にお集り頂き、○○○もさぞ喜んでいる事と思います。
本日はお疲れのところ、遅くまで有難うございました。
■葬儀・告別式の挨拶
本日は公私ともご多忙の中、亡き○○○の為、ご会葬下さいまして誠にありがとうございました。
改めて故人が皆様にお世話になっていた事を痛感し、故人生前中の幸せを悲しみと同時にかみしめております。
残された者たちもこれから力を合わせて頑張っていきます。
今後も故人同様、変わらぬお付き合いと、ご指導頂きますようお願い申し上げます。
本日は誠に有難うございました。
■出棺の挨拶
本日はお忙しい中、最後まで心温まるお見送りを頂きまして誠にありがとうございました。
家族一同、心からお礼申し上げます。
今後も故人同様、変わらぬお付き合いをお願い申しあげます。
本日は誠に有難うございました。